リスニングの練習方法
パッとSPEAKINGは「英語を話すスキル」を伸ばすための教材です。
でも、相手の話す英語を聞き取れなければ外国人との会話はスムーズに進まないので、オーディオファイルの最初に収録している「ヒロシの職場での会話」を活用して、リスニング力を鍛えましょう。
効率的にリスニング力アップするための練習法に、シャドーイングがあります。
シャドーイングとは、英語の音声を聞いて、そのすぐ後に自分でまったく同じことを追いかけるように言う練習法のことです。
たとえば、以下のように聞こえた英語より少し遅れて英文を読み上げます。
あなた:・・・・Japanese people are very friendly.
こちらの方の動画を見ると分かりやすいので紹介します。
シャドーイングの効果
シャドーイングをすると、以下のような効果がります。
- リスニングが上達する。
- 長い時間、集中して英語を聞けるようになる。
- 英語のリズムを身に付けることができる。
- 英語を話すスピードが速くなる。
しっかり練習すると、英語を英語のまますっと理解できるようになってきます。
また、リスニングだけでなく、スピーキング上達にも効果がありますので、ぜひ毎日の練習に取り入れてください。
シャドーイングのやり方
ここでは説明のためにステップ1から5という番号を付けていますが、1日目はステップ1、2日目はステップ2というように1日1つずつ練習するという意味ではありません。
1日目はステップ1をすることになりますが、ステップ2以降は、リスニングの上達ぐあいに合わせて実践してください。
ステップ1:リスニング
オーディオを聞いて内容を把握します。パッとSPEAKING 60では、新しいレッスンの1日目には解説が収録されているので、それを聞いて内容や表現を確認します。
ステップ2:マンブリング
最初からシャドーイングをするのが難しい場合は、最初はマンブリングをします。
マンブリングとは、テキストを見ずにオーディオを聞いて、聞いたことをボソボソと小さな声に出して真似することです。
完璧に言えなくてもかまわないので、音声に遅れないようにボソボソと声に出して練習します。
通勤電車の中など、声に出して練習しにくい場合は、声に出さずに練習してもかまいません。
ステップ3:シンクロリーディング
マンブリングができるようになったらシンクロリーディングをします。
テキストを見ながらオーディオを聞いて、オーディオに合わせて声に出して練習してください。
英語で何を言っているのか、聞き取れない部分をテキストでしっかりと確認しましょう。
ステップ4:プロソディ・シャドーイング
リズム、アクセント、発音、スピード、イントネーション、ポーズなどを意識して、テキストを見ずにシャドーイングをします。
言葉の意味ではなく、音に集中します。テキストは見ません。
可能な限り、ネイティブの言い方を忠実に再現してください。
ステップ5:コンテンツ・シャドーイング
英文の意味を考えながらシャドーイングします。テキストは見ません。
音よりも、言っている内容を理解するように努力してください。
日本語に訳すのではなく、英語のままで理解することを意識します。
まとめ
シャドーイングの練習は、納得が行くまで何度も繰り返し練習してください。
マンブリングができるようになったらシンクロリーディングをする、というようにステップ4まで進めていきます。
とても効果のある方法なので、移動時間などを最大限に活用して練習しましょう。